2017年5月9日 まちあるき

 

小雨の降る中、東大阪観光協会 南光弘先生の案内で、長瀬駅から弥刀駅まで、長瀬川(旧大和川)沿いに点在する史跡を巡りました。経路は①長瀬駅 ②波牟許曽(はむこそ)神社 ③長瀬墓地と行基菩薩 ④吉松新田会所跡 ⑤長瀬神社 ⑥衣摺顕彰碑 ⑦おつる地蔵 ⑧大蓮の石経法華塔(伝中将姫供養塔)⑨弥刀駅 です。

 

波牟許曽(はむこそ)神社

 平安時代延長5年(927)に延喜式神明帳に記載された延喜式内社であり、一時長瀬神社に合祀されたが、再度大正3年同地に「伊弉那伎大神」「伊弉那美大神」「天照大神」をお迎えし祭祀が続けられている。

長瀬神社

長瀬神社は、明治39年(1906)の神社整理令(一村一神社)により、長瀬村内の八つの神社を合祀することが決まり、大正元年(1912)長瀬村の総鎮守として、衣摺字外島に創建された。

衣摺顕彰碑

587年の旧暦7月、大臣の蘇我馬子と大連の物部守屋の間で、一族の命運をかけた激しい戦いが行われた。一般には、氏族の名を取って蘇我-物部戦争と呼んでいる戦乱である。その年の干支に因んで丁未(ていび)の変ともいう。この戦いの場は各地に伝承が残っているが、この衣摺の地が主戦場であることを示すために「顕彰碑」が建てられた。

おつる地蔵

衣摺3丁目の旧八尾街道西100m南の四辻に地蔵菩薩が祀られている。この地蔵菩薩は近くに住むおツルさんが親のおウメが亡くなった後も、その意思を継いで供養を毎日続けていたことから「おつる地蔵」と呼ぶようになった。

 

以上、2時間という短い時間の中で、多くの史跡を見学した。東大阪の中でも、あまり知られていない地域を知ることができた。南先生および観光協会の皆様に感謝。